- ――株式会社アトラスに就職するまでの経緯を教えてください。
- 以前は大学受験用の教材を取り扱っている会社で営業をしていました。しかし教材を売ったらそれで終わりで、教材がどのように使われ、どのように役立ったのかは分からないという仕事に物足りなさを覚え、転職に踏み切ったんです。一人ひとりを長く見守れる仕事として、個別指導塾に行き当たりました。中でもアトラスは小学生から高校生までが対象で、生徒に対してきちんと向き合っているという印象があったので、入社できてよかったと思っています。
- ――入社してみて意外だったことはありますか？
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個人の裁量で決められる部分が大きいことです。社員一人ひとりが信頼されているんだなと感じました。入社直後の研修はかなり時間かも長く、マニュアルに沿ってきっちり教えてもらえるのですが、実際の業務に入るとマニュアル仕事はそれほど多くありません。コミュニケーションが重要な業界ですから、マニュアルでは対応できないことも多々あり、そこは経験を積んでいくしかないんでしょう。
- ——研修などを通して、自分が成長したと感じることはありますか？
- 若い頃は自分の意見を伝えよう、相手に分かってもらおうという気持ちが先行していましたが、今はまず相手の話をじっくり聞くことができるようになりました。コーチング研修でも教わっていましたが、頭では分かっていてもなかなか実践できないものです。それが経験を重ねたことで、自然と身についてきたという感じでしょうか。
- ――仕事をしてきて、一番大変だったことは？
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入社して半年後、新たに開校する教室の室長に就任することになったんです。それまでは室長代理として、何かあれば室長に頼る立場でしたが、新教室は何もないところから自分の才覚で教室を軌道に乗せなければなりません。いろいろと大変ではありましたが、すべての教室スタッフから頼られることが、これほどやりがいになるとは想像もしていませんでした。右も左も分からない室長を温かく支えてくれたスタッフには、感謝しかありません。、
- ――仕事をする上で大切にしていることはを教えてください。
- 嘘をつかないことと、目の前の人と正面から向き合うことです。保護者の中にはさまざまな考えをもつ方がいらっしゃるし、いろいろなご意見もいただきます。どんなに突拍子もない意見でも、保護者の方は真剣ですから、こちらも真摯に対応しなければいけません。時間をかけて話し合い、保護者とこちらが同じ方向を見られるよう調整することが、一番お子さんのためになると信じています。
- ――今後チャレンジしてみたいことはありますか？
- 入社から15年、約10教室ほど担当して経験を重ねましたが、1教室に在籍する期間が短く、物足りなさを感じていました。今は、いくつかの教室を束ねる4つの運営課のうちのひとつを任されています。大局的にものを見られるようになったおかげで、今が一番楽しいんです。特に新入社員が成長して、教室運営に力を発揮している姿を見るのが好きなので、今後はもっと社員の育成に力を入れていきたいと思っています。
