- ――株式会社アトラスに入社したきっかけを教えてください。
- 以前は自動車関連企業に勤務していましたが、仕事にやりがいを感じられず、リーマンショックによる業績不振もあって転職を考えるようになりました。そんな時、転職サイトでアトラスの募集広告を目にしたんです。じつは大学時代、中高生を対象にした個別指導塾や集団塾、小学校受験のための幼児教室などでアルバイトをしていました。その経験から、教育業界なら仕事におもしろさを感じられるかもと思い、転職を決意しました。
- ――実際に入社して、入社前の印象とのギャップはありましたか?
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印象の変化は特にありませんが、研修が非常に充実していたことには驚きました。私自身は中学受験の経験がなかったので、中学受験の現状や対策などの知識が研修で得られて大変助かりました。現在は、河合塾のフランチャイズで展開している「マナビス」草加校の校舎長を務めていますが、マナビスに異動になる際にも研修がありましたし、校舎長研修も行われています。ほかにもスキルアップの機会が多数用意されているので、仕事内容に対するとまどいはまったくありませんでした。
- ――印象に残っているエピソードがあったら教えてください。
- マナビスでしっかり受験対策をしようと思うと、受講料が100万円近くかかるんです。無料体験講座を受講して「どうしてもマナビスで勉強したい」と、アルバイトで70万円貯めて申し込んできた高校生がいました。その気持ちがうれしくて、今でも忘れられません。そういった愛着をもってくれる生徒が意外に多いんです。マナビスで受験対策をした経験から、大学生になってアルバイトとして戻ってきてくれる生徒もいます。職員同士が互いに尊重し合えるような居心地のいい職場なので、そういう雰囲気が生徒にも伝わっているのかもしれません。
- ――現在、課題と感じていること、挑戦したいことはありますか?
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課題というより心がけていることですが、経験を積んできた結果、慣れで仕事をしないよう、常に初心を忘れないよう心がけています。受験は生徒にとって人生の岐路ですから責任も重大ですが、同時にやりがいにもつながっています。今では、関わった生徒がみんな自分の子供のように感じるんです。反面、ついいろいろと手をかけたくなって、仕事を抱え込みがちなのが課題といえるでしょうか。今後はもう少し、人に仕事を任せることを考えたいと思います。