- ――株式会社アトラスに入社するまでの経緯を教えてください。
- 新卒から10数年、大学受験予備校に勤めていました。もっとほかの可能性もあるかと、まったく別の業界に転職したのですが、そこで改めて自分には教育業界が合っていると感じたんです。外に出て初めて気がつくこともあるんですね。そして再び教育業界への転職を考えたとき、タイミングよくアトラスの募集広告を見て、応募を決めました。
- ――現在はどんな業務を担当されているんでしょうか？
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入社時に「高校生対象の集団塾は多少畑違いかもしれませんが、今までの経験を若い人に伝えていくような、人材育成に関わる業務がしたい」と言ったんです。その希望が通って、現在は教室運営ではなく管理部門の配属となりました。いくつかの教室を担当し、各教室から送られてくるデータなどを見ながら、運営についてのアドバイスを行っています。教室運営業務自体が内容も多岐にわたっているので、私自身もさまざまな分野に関われて、やりがいを感じています。
- ――どんな時に一番やりがいを感じますか？
- 各教室のスタッフから、「生徒にありがとうと言われた」「保護者から感謝された」といった話を聞くときです。生徒を直接指導する立場では、担当した生徒しか育てられません。教室運営でも、その教室に通っている生徒しか育てることができません。いくつもの教室を統括する立場なら、より多くの人材を育てられます。ですから、教室スタッフへの感謝の言葉が、引いては私の仕事への評価だと思っています。生徒と直接ふれあえないので、時にはもどかしさを感じることもありますけどね(笑)。
- ――仕事をしている上で心がけていることは？
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相手の言葉を頭から否定しないことです。まだ教育業界に勤め始めた頃、ある生徒の志望校を聞いてうっかり「無理だろう」って言ってしまったんです。その生徒は非常に怒って「絶対に受かってやる」と奮起し、奇跡的に合格できました。その生徒のケースでは私の失言がうまく働きましたが、否定されたことでモチベーションを失ってしまうこともあるでしょう。何気ない一言が生徒の心を大きく左右するシーンを目の当たりにして、否定から入るのは止めようと心に誓いました。
- ――今後チャレンジしたいことがあったら聞かせてください。
- 非常に即物的な夢ですが、今は河合塾のフランチャイズで運営しているマナビスを、いずれは体制を整えて独立した業態にできればと思っています。私は最初のフランチャイズ校舎の設立から関わっているので、より大きく育てていきたいですね。そこから多くの人材が育ってくれたらと想像するとワクワクします。
