- ――日能研関東に入社するまでの経緯を教えてください。
- 私は一度、大学を退学しているんです。工学部でしたが自分の将来像が見えず、悩んだ末に、勉強が好きだったことから教師を目指して別の大学に進学し直しました。教員免許を取得したものの、採用試験に落ちて一般企業に就職。それでも諦めきれず転職を考えていたところ、日能研関東の社員募集広告を見つけたんです。私自身も私学出身で、私立学校の良さを知っています。小学生のみなさんが自分に合った私立中学に巡り会うための手伝いができれば、という思いで入社しました。
- ――入社してみての印象はいかがでしてたか？
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勤務時間が一般企業とズレているので大変かなと思ったのですが、自分が夜型のせいか、特にとまどうことなく慣れてしまいました。土日出勤にも抵抗がなく、平日休のほうがさまざまな用事が済ませられてメリットがあると感じています。教室に通っている小学生も、もっとピリピリした雰囲気なのかと思っていたら、元気いっぱいなごく普通のお子さんでした。私のいる府中校はスタッフも頼れるベテランの方がそろっているので、安心して仕事ができています。
- ――仕事をする中で大変だなと思うことはありますか？
- 入社3年目になり、初めて6年生のクラス担当をさせていただきました。受験相談や志望校の決定は、生徒の将来を左右するにポイントなので、シビアな話も多くなります。こちらとしても責任重大でプレッシャーも感じましたが、まさにそういった仕事をしたくてこの業界に入ったので、拙いながらも全力で臨みました。それだけに、生徒から志望校合格の報告があったときには、自分のことのように嬉しくなりました。
- ――印象に残っているできごとがあったら教えてください。
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残念ながら、第一志望の中学に落ちてしまった生徒がいました。でも併願していた中学への入学からしばらくして府中校に遊びに来て、「今の学校に進学してよかった。自分に合っていると思う」と楽しそうに学校生活を報告してくれたんです。本当に嬉しかったし、やはり相性のいい学校というのは一人ひとり違っていて、偏差値のみで決まるものではないと改めて心に刻みました。
- ――今後チャレンジしたいことは？
- 生徒一人ひとりに合った受験相談ができるよう、もっと私学のことを勉強したいですね。首都圏だけでも私立中学はたくさんあります。学習塾向けの説明会などにはできる限り足を運んでいますが、もっと私学をよく知る機会があったらと思います。私学も年々変化しているので、つねにアンテナを張って最新情報を集め、より仕事のクオリティを上げていきたいですね。
